間もなく受験シーズン。生徒たちは三者面談を前にそれぞれの進路に頭を悩ませていた。美術部員の結城は美大受験を進路に定め、時間を惜しんでデッサンの練習に励んでいた。ある日の放課後、熱心に筆を走らせる結城に声をかけたのは美術部顧問のみのり。結城のキャンバスを覗き込んだみのりは描きかけのヌードデッサンに思わず息を飲んだ。「…すごいじゃない。すごく綺麗」自身の表現力に行き詰まっていた結城は「先生の裸を描かせて欲しい」と申し出る。みのりは思い悩んだ末、結城の才能と熱意に応えるが…。