全寮制の学校で学んでいる誠の学生生活も、間もなく終りを告げようとしていた。そして卒業式、笑顔で道の向こうから駆けてきたのは、義母・優香であった。彼女への密かな想いを募らせていた誠は、2人きりでのお祝いに心を躍らせて…。思い切って、告白をしてきた彼を一度は拒む優香だが、その真剣な想いに心打たれ、「卒業祝いだよ…」と受け入れる。そして誠はまた一つ、大人への階段を上るのだった―。