「ハジメくん?堀内ハジメくんだよね…。」引っ越しの挨拶に行った隣家で妙に聞き覚えのある声がした。その人は学生時代の家庭教師・あやか先生だった。恋心を抱いていた憧れの人と久々の再会を喜んだのも束の間、あやか先生が結婚している事に僕は少しだけ胸が痛かった。そして引っ越し作業も片付いたその夜、あやか先生の事を想いながら悶々としていると薄壁の向こう側から夫婦の営みとあやか先生の嬌声が聞こえてきて…。