ある日、その人は隣に引っ越してきた。彼のどこか寂しげな横顔が今の私に重なった。好きだと言われて嬉しかった。こんなに求められた事、今までなかった。お互い家庭がある筈なのに、日を追うごとにお互いの存在が増してゆく。もう後戻りできない。